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RM125-97`のクラッチ オーバーホール
クラッチか切れなくなったと依頼でした。
恐らく、アウターケースの磨耗とインナーハブ(ボス)
の磨耗で起きることが多いいので、その辺の部品を
発注!
新品が到着したので、組み付けします。
アウターケースを組み付け。
回転、当たりなどする様な所には、必ず、オイル
(ギヤなのでバイク用4サイクルオイル推奨)を付けます。
インナーハブ(ボス)も組み付け。
クラッチドライブプレート、クラッチドリブンプレートを
新しい物に組み付け。
センターナットを高トルクで締め付け。
ナットロックワッシャーの縁を曲げ緩み止めにします。
プレッシャープレート付けたらスプリングも取り付けです。
プレッシャーネジは、ねじ込みに気を付けないと、良く舐めて
またハブ交換となります。
ギヤ、ロッドを位置決めしてカバーを取り付け。
ギヤオイルは、純正ギヤオイルでは粘度が弱いので
全日本MXレースでいつも使っているWAKO`Sの4CTを、
今回は新タイプのオイル 「トリプルR」 が同等以上
の出来で、それを使用します。
今回交換のアウターハブとインナーハブ(新品は上側)
(下は傷んだハブとインナー)
右のディスクはサビと固着で再使用は不可能です。
以前全日本MXでもしていた、
新品のクラッチドリブンプレートは組み付ける前に
暫く、オイルに漬けて馴染ませ、組み付けると
切れ、滑り、など改善される様です。
分解して出てきた、残念なサビだらけのクラッチ郡。
ウオーターポンプシールが傷みミッションに水混入
してオイルが白濁して暫く走行使用していない事で
錆びて仕舞いました。
今回のクラッチの状態は4サイクルも2サイクルも同じ
になります。
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