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サスペンションリペアショップ『moto AZURE』のブログ モトクロス選手としての経験をもとにオフロードバイクのサスペンションリペアショップとして営業中。

専門誌『ガルル』『ダートスポーツ』『バックオフ』などのHow toコーナーでも取り上げられている。

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  • 【リンク編】RMX250を2年間乗ったらどーなるか?


    次回はFブレーキとフロントフォークのオーバーホールを掲載していきます。“とかなんとか言っておきながら

    今回はリンク編とさせていただきました。

    と言うのもフロントフォークのセンターボルト(アジャストをするボルト)がいくらパワフルに取ろうとしても取れなくて油付けしているので、それならば先にリアサスペンション関係のオーバーホールをしてしまおうと言う魂胆です。

    2年間ノーメンテナンスだとリンクも油切れになるし、特にこの部分は水が入りやすいので本当はこまめなメンテナンスが必要なんです。

    うちにリアサスペンション オーバーホール目的のお客さんは、リンクも一緒にオーバーホールかグリスアップをして行く方も多いですよ。

    そー言えば前回、どんな周期で乗っているかを書き忘れたのでココで。

    ・通勤に使ってはいるが、雨の日は乗らず
    ・片道15分くらい
    ・安全運転…。

    てなぐらい。

    上の画像はバラした後。

    グリスは付いているものの、明らかに水っ気が浸入した形跡があります。

    リンクやリアサスペンションを支えているシャフトのグリスも残り僅かな状態。

    リンクの中に入っているニードルベアリングはすっからかん。

    全てのニードルを取り外して洗浄していきます。

    ガソリンで洗浄している風景ですが、汚れと共にサビもかなり付着していました。

    SJ13Aの場合、2種類のニードルベアリングを使用しているので区別が付くと思います。(SJ14AはAssy交換だったと思います。)

    ニードルがないうちにココも洗浄してグリスをたっぷり付けておきます。

    スペーサーのピンもご覧の通り、グリスが切れると段付き磨耗を起こします。

    黒ずんでいる部分が磨耗している所。

    ココを触ってみて磨耗していなければ600~1000番ぐらいのペーパーヤスリで磨いて再使用します。

    ボコボコしていたり明らかにサビている場合は交換しましょう。

    全て洗浄し終わったらベアリングやスペーサーにグリスをたっぷり塗って組み付けていきます。

    車体に組み付ける際に、あまりにも高トルクで締め付けると動かなくなってしまうので規定トルクで締めましょう。

    ■まとめ
    2年に一度のオーバーホールだとすでにご臨終している可能性が高いのでメンテナンスはお早めに。

    ・通勤で雨の日も乗る人は要注意。
    ・SJ13Aの場合、シール(上画像の左上)が通常の物とは違うので水が入り易いです。

    次回はリアサスペンションのオーバーホールを掲載していきます。


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