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ホンダ カブのエンジンが吹け上がらない症状
インジェクションタイプのホンダ カブのエンジンが吹け上がりません。
アイドリングは安定してますが、スロットルを回すと『ゴボッゴボッゴボッゴボボボッ』という具合です。
この様な症状の場合、ガソリンの供給が追いついてないか、プラグからの火が不調か(CDIやコイルの不調)がほとんどです。
仮にガソリン関係の故障だと、キャブレターとは違い、インジェクションなのでフューエルポンプが壊れている事が多く、Assyで交換しないといけません、結構高価です。
その辺りから原因を追究していきます。
一応、リコール対策もされているのですが…。
フューエルポンプが不調の場合、ガソリンを圧送する力が弱いので、本来ならば始動する事もアイドリングすら安定しないので、ポンプの線は無い、とは言い切れませんが原因は薄くなります。(バッテリーが古い場合も圧送力は弱いです)
ならば、電装関係。
どこかで配線同士が衝突してリークしている可能性もありますので、外装を剥がし、配線を動かすとエンジンがストンッと止まります。
原因がわかりました。
CDIに向かっている配線が、フレームと擦れてリークしていました。
本来なら擦れないようにビニールテープ等で覆われているはずですが、丁度フレームが当る部分だけ覆われていませんでした。
束になっている線が少し切れているので半田付けをします。
半田は振動で取れる場合があるので、その上から2液タイプのエポキシで固めてしまいます。
フレームに干渉する部分には、自転車のいらないチューブも一緒にテープで巻いて処置しました。
One Response to “ホンダ カブのエンジンが吹け上がらない症状”
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kizawa said on 7月 26th, 2014 at 10:35 PM
お久しぶりです。
以前ははお世話になりました。
相変わらず流石の修理技術ですね。
こういうハーネスがフレームに干渉する部分はこの様な処置が
最適だと思います。
野澤さんのような腕利きのバイク屋さんが少なくなり残念です。
私は今、DIO110に乗っておりますが、何かあったら野澤さんの
ところに持って行きますね!
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