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サスペンションリペアショップ『moto AZURE』のブログ モトクロス選手としての経験をもとにオフロードバイクのサスペンションリペアショップとして営業中。

専門誌『ガルル』『ダートスポーツ』『バックオフ』などのHow toコーナーでも取り上げられている。

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  • 2012-06-13 | カテゴリー : エンジン系 | 1 Comment |
    タグ : ,

    125ccの修理ご依頼。

    症状がエンジンオイルの早く消費して仕舞う、アクセルを戻すとエンジンストールする。

    など、乗っているのが不安という事で、

    早々キャブを分解。

    各パーツの洗浄と穴通しして組み付け、エンジン始動は直ぐしますが、

    何故かマフラーから異様なオイルが吹きます。

    まるで2サイクルの様な!

    そこまでオイル吹くとエンジン自体大変な事が起こってる証拠です。

    調べのその一がオイル抜き。

    抜いて出たオイルが透明に近いか、黒く汚れているか、粘っこいか、さらさらしているか、少ししか出てこないか、

    など、今回はオイル量も少なく、黒く、トンかつソースの様にエンジンオイルとは違う状態で出てきました。

    エンジン内部の何かが問題でオイルを痛めてしまったようです。

    エンジンは直ぐ掛かり、走りはそんなに違和感無いと、ただエンジン異音がしていました。

    オーナー様と症状を話し、エンジン腰上を外して原因を見る事にします。

    シリンダー外し、

    !!…….焼きついている!

    カム山も削れています

    カム、ピストン、シリンダー、ヘッド、カムカバーのアーム、皆削れています。

    バルブアームのIN側、EX側のカム当たり面も削れ。

    シリンダーも縦傷が無数付いています。

    今回はピストン、リング、カムシャフト、カムアーム、シリンダーの腰上、ほとんどのパーツを交換する事にします。

    バルブはリップシールを交換してバルブすり合わせで仕上げ、組み付けしました。

    オイルに交換期間、距離が長すぎて、オイルへたりで部品を磨耗させ、次に部品磨耗のためオイルがいたみやすく、

    早く減る様になり、焼き付いてしまう事があります。

    以前XT225とかTW200,ジェベル200、DR-Z400,XLR250とか同じことがありました。

    オイル交換は早めがいいです。

     


  • 持ち込まれたときのサス状態です。

    アルミボディーも錆びが有りガサガサ状態。

    スプリングも所々錆びで塗装が浮いている状態です。

    サス自体OHしますが、その前にボディーをサンドブラストして、

    スプリングもサンドブラスト後塗装します。

    ブラスト屋さんに送ります。

    ガスケースもブラストしてもらい、バンジョウにもブラストかけてもらい、クリヤーを塗装。

    錆び防止です。

    今回もオイルシールとバンプストッパーガスブラダを交換しました。

    完成しお客様に渡します。


  • WR450のフォークOH

    フォークオイルが漏れている跡がみれます。

    分解してみると、チューブ真ん中から下にかけて錆びが出来ていました。

    チューブは変えずにこのまま錆び削りし磨いて組み付けます。

    シールとダストシール・(アメリカパーツの部品名前がワイパーシールと言うらしい)を交換し、

    スライドメタルなどは綺麗なのでそのまま使用します。

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